不登校・ホームスクール④

ほどよくほおっておける距離

 

ほおっておけるということは

相手を信頼してることにもなる

 

昼間の私たちの居場所はバラバラ

 

兄は子供部屋

妹はリビング

私は居間

 

大きい家ではない

少し前までは

各自部屋があったほうがいいのではないかと思ってた

 

最初の頃私は子供部屋にいた

寝る時も子供部屋で3人

 

兄は妹を苦手といった

お互い繊細なのだけど

妹は家の中では元気だ

兄はよりどころのゲームに集中

 

その集中を打ち破ってくれるのが妹で

同じ部屋にいるだけでイライラが止まらなかった

 

今は3人の距離がとてもいいのか

もめごとは無くなり

兄が妹に声を荒げることもなくなった

 

兄はゲームをしてわからないことがあったら調べることを学んだ

妹は夏休みに入って宿題を見たらスイッチが入ったのか

自分で課題を決めて毎日勉強をしだした

 

宿題の束を渡したときにも特に何も私からは言わない

お手紙としおりが来てるよと私

あとは自分の判断に任せている

捨てるもよし、やるもよし、放置でもよし

 

5年生に上がってから1度も学校に行っていないので

宿題すらも厳しいだろうなと勝手に考えていた

 

漢字と算数だけ

 

漢字は苦手という娘が

私が出かけている間にプリント1枚を終わらせていた

 

リビングの机の上には

漢字辞書と教科書

 

学校に通っていた時

辞書なんてめんどくさくて引くことがなかったのに

誰にも聞かず自分の力で考えて

行動していた

 

算数も始めてみる問題

体積を求める問題

娘「ママこれって(体積)どういう意味?」

と聞いてきたので、言葉の意味から教える

 

わからないところがあったら

答えを見てもいいと言ってある

答えから逆に考えてもいい

 

教えたのは最初の問題だけ

( )×( )×( )=体積

文字をあてはめなさいでした

 

書いた答えに自信が持てず

答えを見て

あ~こういう意味ね

娘「ママここにこうやって書いてあったから

この言葉をここにあてはめれあいいんだよ」

と、さっそく覚えたことを教えてくれた

 

アウトプットだ。

 

 

 

親の期待はきっと子供にはばれている

前だって今だって

 

学校に通えているとき

今と考え方が同じだったら

子供達を傷つけなくてすんでたかな?

 

「宿題やったの?」

私も子供の頃これを言われるのが本当に嫌だった

 

でも仕方ないよね

学校に行っていれば

宿題の提出物は当たり前なのだから・・・

 

この問題どうにかならないものだろうか?

 

 

最近聞く、都内の麹町中学校

校長先生の考えに強く共感できる

 

子供達主体の学校生活

子供達が作り上げていく学校生活

 

宿題もない、

校則も

担任制も

 

全国の中学校が同じ取り組みをするのは難しいかな?

同じ志がないと無理だよね

 

今の学校に疑問を持って

変えたいと強く思って行動しなければならないから

 

そもそも疑問を抱いている先生ってどれだけいるかな?

 

 

 

麹町中学の校長先生も6年

それだけ改革には時間がかかるということですよね

先生たちの顔もイキイキして見えた

 

 

うちではやっと始まったばかりの

子供主体の生活

 

ほどよい距離で見守れたら

少しずつ変わっていくような気がする

 

 

 

 

学校に戻すだけが私の目標ではない

けれど今の世の中はまだまだ学歴社会

 

子供たちの個性を伸ばし

個々の個性を素晴らしいと言ってくれるような

世の中になってほしいと願う

 

 

私は未来と共にいる

繋げ行く子供達と